中学部

【中学部の教育目標】
・自他の立場を理解し、相手を尊重する生徒
・目標に向かって学ぶ生徒
・生命を尊び自然を愛する心をもつ生徒
・自分の意思を積極的に表現する生徒

【学部指導方針】
・個々の能力や実態に応じたわかる授業を実践し、一人一人の学力を高める。
・学級活動や生徒会活動、学校行事等をとおして、生徒の自主性や積極的な態度を養う。
・言語力(日本語)を基盤にした多様なコミュニケーション能力の向上に努める。
・理解と信頼を基盤としながら心のふれ合いを大切にする生徒指導に努める。
・生徒・保護者との相互理解を図りながら、社会自立を見通した的確な進路支援に努める。

【学部運営方針】
・生徒個々の指導のあり方について、十分な討議ができる学部運営に努める。
・家庭との連携を密にし、一貫した指導になるように努める。
・寄宿舎との連携を密にし、互いに情報の交換をしながら、一貫した生徒指導に努める。
・交流及び共同学習や体験活動が円滑に進むよう近隣の中学校、家庭、地域社会との連携体制の充実に努める。

【本年度の重点課題】
・自主的・自発的に学習に取り組む態度や習慣の育成を図る。
・体験活動や話し合い活動を重視し、よりよい人間関係を築く力、社会に参画する態度や能力の育成を図る。
・学習指導要領に沿って教育課程を円滑に実施するとともに、その改善・充実に努める。特別な教科道徳の次年度完全実施に向けて、教育課程を整備し、指導計画の作成と評価のあり方について共通理解を図りながら、スムーズな移行措置を進める。
・生徒相談の充実と生徒理解に努め、学部の共通理解を図りながら生徒指導の充実を図る。
・寄宿舎における生活指導や学校での生徒指導等について、学校・寄宿舎で共通理解を図りながら一貫した指導に努める。

中学部の様子

送る会

3月12日(火)に送る会を行いました。生徒全員と中学部の先生が一緒にワードウルフ、ハァって言うゲームをしました。その後は3年生にプレゼントを渡し、また、3年生からお礼の言葉をいただき送る会を終えました。最後の学部での活動になりましたが、1年生は司会進行を努め、3年生は一生懸命に参加してくれて最後にふさわしい会となりました。

スキー学習

2月7日(木)に小学部・中学部でサンタプレゼントパークスキー場でスキー学習を行いました。午前中は教育実習生だった佐藤先生による実技指導を行い、午後は実技試験を行いました。少しでも上手に滑ることができるように先生の話を聞いて、足を揃えて滑ろうとしたり、膝をつけて滑ろうとしたりする挑戦する姿勢がとても立派でした。

北星中スポーツ交流

12月11日(月)に北星中学校にて、北星中学校生徒会の皆さんとのスポーツ交流を行いました。今回は、前期と違うメンバーと対面し、始めは緊張しながらもお互いに自己紹介をしました。次に北星中生徒会が企画してくれた「ジェスチャーゲーム」と「ドッジボール」を存分に楽しむことができました。

職場体験学習

11月9日(木)に職場体験学習が行われました。中学部生徒は、当日緊張しながらも熱心に最後まで取り組むことができました。
職場体験学習のまとめで、それぞれの生徒が「仕事をする上で大切だと思ったこと」をしっかりと考えることができました。

修学旅行

7月11日(火)から14日(金)の4日間、中学部第2学年・第3学年合同で函館市に行ってきました。今回の修学旅行のテーマは海町に合わせて、「柊侑人丸~俺たちの兄弟船~」とし、3人で協力し荒波(大きな課題)も乗り越えていくことを目標としました。

旭川市から函館市までの移動にかかる時間は6時間。札幌駅でJRを乗り継いで向かいます。JRの中では、トランプやUNOで盛り上がっただけでなく、函館検定(旭川聾学校修学旅行バージョン)や数学の勉強に取り組み、あっという間に函館市に到着しました。

函館市に到着後は、急な豪雨に見舞われ、ゆっくりと五稜郭公園を見て回ることができませんでした。しかし、五稜郭タワーから函館市内の景色を楽しんだり、手相占いを楽しんだりと、思い出を作ることができました。悪天候により、予定していた函館山からの夜景鑑賞は延期となりましたが、夜はゆっくりと豪華バイキングと温泉やサウナを堪能することができました。

2日目も朝から天気に恵まれず、傘を差しながら自主研修がスタートしました。事前学習では、函館聾学校との交流で教えてもらった名所にも行きたいと、研修計画を何度も修正していました。
3人で協力して計画を立てた自主研修ですが、いざ研修が始まると思い通りに進まず、何度も課題に直面したようです。しかし、その都度、3人で相談し、計画を修正することで、より学びの多い自主研修になりました。昨年度の宿泊研修の反省を生かし、先生に頼らず3人で力を合わせて問題を解決することができました。
生徒たちの努力する姿は、天気の神様(校長先生)の心も動かしました。次第に天気が回復しはじめ、函館山からの夜景観賞にも希望が見えてきました。天気の神様の力は絶大で、夜景観賞中だけは霧が晴れ、素晴らしい夜景を見ることができました。

3日目は函館市内で3つの研修を行いました。1つ目の研修は、真言宗のお寺での「瞑想体験」です。生徒たちは、空海の教えを知り、姿勢正しく瞑想に取り組みました。学校に戻ってからも、時折集中力を高めるために瞑想している姿も見られます。
2つ目の研修は「レザークラフト」です。3人とも思い思いの作品を作成し、個性が光る世界で一つだけのキーホルダーが完成しました。レザー用のインクをこぼしてしまった生徒もいましたが、失敗を生かした作品を作ろうと集中して作業に取り組み、素晴らしい作品を生み出すことができました。まさに、「失敗は成功のもと」です。
3つ目の研修は「サンドブラスト」です。夜に予定しているミーティングで作品の鑑賞を行うために、先生方も一緒にグラスを作ったのですが、瞑想の効果からか、作業への集中力が高まっており、全員が黙々と作業に取り組んでいました。函館での思い出をグラスに表したり、願いを込めたりと、全く異なる6つの作品が仕上がりました。
昼食には、楽しみにしていた「ラッキーピエロ」のハンバーガーを食べ、夕食にはバイキングのカニや塩ラーメンを食べ、函館市の“食”も楽しんだ1日となりました。夜には、函館聾学校の先生方からいただいたお土産をつまみに、作ったばかりのグラスで宴を開き、賑やかな1日となりました。

4日目は、生徒3人からの願いを受け、早朝から海岸を散歩することとなりました。初めて海で遊ぶ生徒もおり、海の匂いや砂の感触、そして波の動きに感動していました。突然襲いかかる波に靴を水没させてしまう人もいましたが、全て含めて良い思い出になりました。
最後の研修は、朝市の見学です。朝早くから賑わっている朝市は迷路のようになっており、なかなか目的のイカ釣り場にたどり着くことができませんでした。無事にお店にたどり着き、代表の生徒が大きなイカを狙って釣り上げてくれました。海鮮が苦手な生徒もいたはずなのですが、あっという間にイカを平らげていました。

3泊4日の修学旅行ですが、旭川に帰ってきた生徒たちの表情は、また一つたくましく成長したように見えました。苦手なものを克服したり、未知のことに挑戦したり、集団の中で自分の役割を全うしようと努めたりと、恐らく自分でも達成感を感じられたのではないかと思います。これからの生活にどのように生かされていくか楽しみです。

中体連特集

○6月21日(水)の帯自立で、中体連に出場する卓球部とバドミントン部の壮行会を実施しました。1年の2人は今年は出場しませんでしたが、卓球、バドミントン大会にそれぞれ参加する選手に対して「中体連では全力で頑張って下さい!私たちも精一杯応援しています!」と激励の言葉を贈りました。この後、選手たちにエールを送りました。
○6月24日、25日の二日間、中体連が行われ、本校の2年生1名、3年生2名が卓球大会とバドミントン大会へとそれぞれ参加してきました。結果は残念ながら一回戦敗退となりましたが、三名とも相手が強くても最後まで諦めずに全力で試合に臨んでいました。そして今大会をもって引退した2名の3年生には3年間部活を続けたことに誇りを持って今後も様々なことに頑張ってほしいと願っています。

遠足

今年は春光台公園にて、3年ぶりに炊事遠足を実施しました。
 3年前までは「焼肉」でしたが、今回は初めて「カレー」を作りました。事前学習では、2つのグループに分かれ、どんなカレーを作るのか、必要な食材は何なのか等を意欲的に話し合う様子がみられました。
 当日は、あいにくの天候でしたが、それでもめげずに「バターチキンカレー」と「チーズカレー」をそれぞれ美味しく作ることができました。学部全体で炊事をすることは初めてでしたが、楽しい時間を過ごすことができた遠足でした。