学校長の挨拶

ようこそ旭川聾学校Webページへ
  北海道旭川聾学校長 菅 野 弘 尊
 
 北海道旭川聾学校のWebページを御覧いただきありがとうございます。
 本校は、北海道の中央北部に位置する旭川市にあります。校区は北海道の面積の約4分の1を占め、2万平方キロメートルを超える全国一広い校区を持つ日本最北の聾学校です。大正11年に「私立旭川盲唖学校」として道内で3番目に設立されて以来、令和6年度で創立102周年を迎えました。
 学校教育目標は「一人一人の個性を生かし、心身ともに健康で心豊かな子どもを育てます。」です。在籍する幼児児童生徒に対し、音声や手話、文字などの多様な方法を用いた指導や主体的・対話的で深い学びを通して、自立と社会参加に必要な資質や能力を育むように努めています。
 他にも乳幼児相談室を設置し、聴覚障がい乳幼児の療育や保護者への支援及び地域の保育所や幼稚園、療育センター等への支援にも取り組んでいます。さらに、特別支援教育のセンター的役割を発揮し、小・中・高校等に在籍し地域で生活する難聴のある子どもや学校等の関係機関への支援も行っています。
今年度の在籍数は、幼稚部7名、小学部10名、中学部3名の計20名です。少人数ですが、聴覚障がいの特性をふまえ1人1人に合わせたきめ細かな指導を行い、子どもの個性や良さを生かし本来もっている力を最大限に発揮できる教育を目指し、子ども主体の学校づくりを進めています。
 また、地域やろう・難聴の方とのつながりを深めることを重点に考え、同窓会や地域のろうあ協会の方、また大学生ボランティア等との交流機会を増やしています。広くは道内聾学校及び他県の聾学校ともリモート交流を行い、子どもたちは様々な人たちと関わる中で相互に理解を深めています。
 今年度は更新回数を増やし、学校や子どもたちの様子をより多くお伝えしていきます。本校の教育やウェブページにつきまして御意見や御感想等がございましたら、電話、電子メール、FAX、電話リレーサービス等でお寄せいただければ幸いです。今後とも本校及び子どもたちへの一層の御支援と御協力をお願い申し上げます。
                          令和6年(2024年)4月